私は彼女のようになってみたかった。みんなに愛されたかった。一度でいいから日の当たる世界にたってみたかった。そのためには彼女が邪魔だった。
でもそれももう昔の話。今は私が彼女の役割を担っている。もう影でいることはない。その必要はない。あのときの快楽がせり上がってくる。私、今、ひどく、愉快だ。
ねえ、わたし、ちゃんとかわいく笑えてるかしら?
肌寒くなってきたので私は、部屋の中へと戻った。
「あれ?なんだろう、これ」
そういえば、今日の昼に、小さな小包が届いていた。差出人の名前は書かれていないが、宛先は確かに私の名前になっている。私はその箱を、
1.踏み潰した。
2.開封した。PR